Hope Your Dream

「私、望くんの店知らないの。明日辺りにでも衣装、向こうの事務所から持ってきて、お盆に届けてよ」

「でも」

「なに、忙しい?」

「……いえ、大丈夫です」

「よろしく」

「わかりました」


今日中に店長さんに聞いて、望くんがいないときに渡しに行こう。

望くんだって、私に会いたくないと思うし。

この日、寝る前に、店長さんからきていた返信を見た。


「申し訳ないです……。お盆は私が家族と帰省するので、望には好きなときに店を開けておくように言ってるんです。望のことなので、たぶん毎日空いてると思います。」


別に店長さんが悪いわけではない。


「わかりました!いえ、こちらこそすみません!お盆中に衣装をお届けする、とお伝えください。」


寝るサインを出してくれない脳みそに、私はぎゅーっと強く目を閉じて、サインを出させた。