Hope Your Dream

「あ、なに、日程決まったの」


ランチから帰って来た先輩が、私にそう問いかける。


「はい。お盆明けから撮影はいるそうです」

「お盆明け?え、ならこれから望くんに会う予定はないってこと?」

「……はい」


望くん。

先輩が私と同じ呼び方をしてるのが癪に触った。

上からになる資格はない。

そんなもの、重々承知している。

でもどこかで、嫉妬心が膨大になっているのも事実だった。


「……何か用事ありました?」

「あー……望くんの店知ってる?」

「まあ……」

「あ、ならお願いする」

「え?」


悪い予感が頭をよぎる。


「衣装、持って来ておいて欲しいんだって」


ほら、当たった。