Hope Your Dream

「今日はゆっくりなのね」


びっくりしすぎて声が出なかった。

昨日に引き続き、先輩の入りが早かった。


「すっすみません!」

「いいわよ、別に」

「はい……」


とりあえずリュックを下ろす。

今日は朝食を食べる時間はなさそうだ。


先輩は昨日私が作った企画書を睨んでいる。


「な、何か改善するところありますか?」

「……そうね、無いわ、大丈夫」

「そうですか……良かったです」


そう言ったにも関わらず、先輩は企画書を鋭い目つきで見る。

私はソワソワしてしまって、近くにあった椅子に腰掛けた。

今日も晴天だ。

天気も変わらなければ、私の一日の内容も変わらない。

あんな一瞬で私の世界を輝かせてくれた望くんにも会えない。

ため息が出そうになって、咳で誤魔化した。

私の気持ちも、誤魔化せたらどれだけ楽になるのだろう。