Hope Your Dream

「……そうだ。望くんは何の用事?」

「そうそう。舞さんいる?」

「舞、さん?」

「うん。あれ?この会社だよね?」

「……うん、先輩」

「え?そうだったの?あは、偶然って凄いね」



聞いてもいいのかな。

望くんは先輩とどんな関係なの?

なんで先輩のことで、私の大好きな笑顔をつくるの?

無意識にストップが出る。

この質問をしてしまったら、望くんとの関係が崩れてしまうと思ったから。


「先輩なら、もう帰ったよ」

「え、そうなの?うわー、電話かけた方が早かったかあ」


電話番号まで知ってるんだ。


「……夢?顔色悪いよ?」


相当ショックを受けたんだろう、心配をさせてしまった。


「ううん、大丈夫だよ」

「そう?でも無駄足じゃなかったな」

「え?」

「だって夢に会えたじゃん。来てよかった」


なんでそんな思わせ振りな態度をするのか、今すぐにでも聞きたかった。

でも許して。

今は、この時間だけは、望くんの言葉に、望くんに溺れてたい。