Hope Your Dream

「はい。あ。他にマネキンを置いてある場所ってありますかね……?」

「マネキンですか……。それはどちらから?」

「第二倉庫です」

「ああ、マネキンは第二倉庫にしかないんじゃないかな」

「あ、そうなんですね……」

「もしかして足りなかったりします?」

「ああ!大丈夫ですよ。念のため、ですので」

「そうですか……では」


ポーンとエレベーターが到着したお知らせをする。

会釈する彼女に、私も返した。

マネキンは案の定二個しか手に入らなかった。

戻ってきた先輩に怒られることが安易に想像できる。

マネキンを並べる。

せめて、と私は台拭きを水で濡らしてマネキンの埃を落として、拭いた。

キレイだったら先輩も何も言わないだろう。