Hope Your Dream

服は好き。

許されることならずっと服のことを考えていたい。

でも私には服をデザインする美的センスも無ければ、ブランドを立ち上げるほどの積極性も欠ける。

服が好き。

その気持ちだけでスタイリストのアシスタントをやっていた。

そりゃあアシスタントをしてるくらいだから、願わくばスタイリストになれればいいなとは思っている。

それが現実になるかどうか、だ。

最近はそれを信じることができなくなっていた。


信号が青になる。

一斉に人が歩き出す。

カフェラテを飲む込むのに何故か戸惑って、みんなから遅れて足を出した。

もしスタイリストになれないのであれば、私にはなにができるんだろうか。

高校はスタイリストを夢見てたから服飾関係の高校で、普通科の勉強はあまりしてこなかったし、そのまま友人のツテでアシスタントになった。

高卒の私を、事務作業系のオフィスは受け入れないだろう。

そしたらニートになってしまう。

それか大学を受けるか。

親に迷惑かけたくないし、勉強もしたくない。結果論、私に残された路はスタイリストだけなのだ。