Hope Your Dream

ラテとオレ。

これのどちらが甘いのか、私の一生の課題だった。

ラテのほうが甘いと言われればそうだし、オレのほうが甘いと言われたらそうだ。

カフェラテを一口飲む。

うん、甘い。あのお店がミルクを多めにするお店だったんじゃないかとかいう意見は、とりあえず受け付けないことにする。

太陽が強い。

ジージャンを通り越して、肩から腕にかけて、陽射しが照りつけられてる感覚がある。

カフェラテを持っていない方の手で、暑い腕を摩る。日焼け止めが落ちてたら嫌だなあと、ジージャンを内側に羽織り直す。


「あ、ごめんなさい」

「いえ、こちらこそ」


誰かと肩がぶつかり、これまた業務的な会話を交わした。

あの人はスーツを着てた。会社に向かう途中だろう。

いつも通りオフィスまたは先方の事務所に向かって、いつも通りの業務をこなす。

その生活に、私はうんざりしそうだった。

事務作業の会社に比べ、働くところが決まっていないからマンネリ化する、といったことは少ないけど、何か刺激が足りなかった。


「あ」


目の前で信号が赤になる。

もっと強い刺激を、私は夢として望んでいるのだろうか。

今となっては、私がなにを目指したいのかすらわからなくなっていた。