Hope Your Dream

ビビビッとうるさい目覚ましに触れる。何回かバシバシ叩いて、ようやっと止まった。

んーっと伸びをして、手を伸ばせる距離にあるカーテンを開けた。

夏は朝が早い、五時前だけど微かに明るい。

家族の誰よりも大きいクローゼットを開ける。掃除をしてくれる母が良い匂いのするものを置いといてくれるから、ほのかにお花の匂いがした。

天気予報は晴れで昨日と同じ真夏日になるそうだ。

スマホをベッドに放り投げ、視線をクローゼットに戻す。

昨日は白黒で行ったから、カラフルに行くのもありだなー、と青いビスチェを手に取る。

白い花柄のそれは、いかにも夏!って感じで即決した。

ボトムスはハイウエストのピンクのスカート。膝丈のものだから露出も多すぎなくて「現場には不適切だ」と先輩に怒られることもないはずだ。

ダイエットしてて良かった、そんなにお腹は目立たない。

それから髪も緩く巻いてツインテールにした。一週間前くらいにやったときは母から猛烈な批判を受けたけど、私はツインテールは二十歳までは許されると思っている。

望くんに借りたジージャンを袖を通さずに羽織って、軽く化粧をする。化粧下手なのか、私には化粧が似合わない。浮いてる気がして、いつもチークとかリップとか、そこらへんしかしないようにしてる。

ピアスとリングと、最後にリュック。

全部の準備を終えて、リビングに置いてある菓子パンをリュックにしまう。