Hope Your Dream

「じゃあ次」

「ええ、まだやるの?」

「当たり前じゃない。はい、その上着は誰のものか、一文字で教えて」

「一文字?……男」

「男?それじゃなに、家にでも行ってきたの?」

「ち、違うよ!お店がね、あったの、洋服の。だから入って、ちょっと長話しちゃった」

「……ふーん、そう」


母が落ち着いたのをみて、私はほっと胸を撫で下ろす。

家に入ってからキャップを取ってないことに気づき、ジージャンを脱ぎながらキャップも取った。

ふわあ、と欠伸をする。

とっくのとうに二時を回った。

今日も六時には家を出ないといけない。それから事務所でパソコンに打ち込み作業をして、服のタグを確認して。

やらなきゃいけない仕事がたくさんある。


「……こんな時間ね。ごめんね、夢、眠いわよね」

「え?ああ、遅くなった自分が悪いし。いいよ」

「風呂、入っちゃいなさい。明日も朝早いんでしょう」

「うん、ありがとう」


私はまた欠伸をして、部屋に戻る。

簡単にティーシャツと緩く着れる短パンを掴んで、風呂場に向かった。

お花の香りがする浴室は、気を抜いたら寝そうだった。

その日、眠りについたのは三時半前だった。

いざ、寝ようとしても、望くんの存在が脳の裏まで残ってて、ずっとドキドキしてた。