Hope Your Dream

なんか、よくわからない気持ちになっている。

ここで合格になったら、それはもちろん嬉しい。

飛び跳ねるくらい嬉しい。

でもそれは必然的に望くんがデザイナーになるっていう夢を、私が壊すことになる。

私が組んだ服を着る望くんを見るのが私の夢。

自分で描いた服を作るのが望くんの夢。

絶対交わることのない私たちの夢。

でもここで不合格をだされたら、私はもう立ち直れないだろう。


「はああー……」


腹の底から息を吐き出す。

望くんは、どういう気持ちで挑戦状をだしてくれたのだろうか。


「ゆーめっ」


頭上で弾んだ声が聞こえる。

それはいつもの低い、私の好きな声で。

ゆっくりゆっくり、顔を上げた。