美幸は私が成瀬君を好きなことも、もちろん知っていて応援してくれていた。
だから自分事のように励ましてくれるのはすごく嬉しいんだけど



「メール送る勇気が、ない…それに、好きでもない女の子からおめでとうメールなんかもらっても気持ち悪いだけじゃないかな?」



色々言い訳を探して諦めようとする私に美幸が声を荒げた。



「何言ってんの? あの時の二人の会話いい感じだったよ! それにたとえ気のない人からのお祝いされたって気持悪いなんて思うはずないじゃん! 大丈夫だよ、大丈夫!」



「美幸…」