私、篠原羽菜はとてつもなく動揺していた!



心配する両親をやっとの思いで説得し
入手した新品のスマホを握りしめ
ベットに突っ伏した。



束の間、そろそろと顔をあげ画面をのぞき込む。


『成瀬太一』


液晶に浮かび上がる、見るだけで胸がキュンとなるそんな名前…

あと数時間後、明日誕生日を迎える

私の片思いの相手。