それでも最近は、ちょっとだけ話もできるようになった。
彼がこんなんだから会話にはなんないけど、朝は挨拶をしたら短く返してくれる。
昼休みのチャイムがなっても起きない彼を起こすのも、最近は楽しみの一つ。
「ねえねえねえねえ。もうお昼だよ」
トントンとリズミカルに背中を叩き続ける。
ほんとはもっと優しく起こしてあげられたらいいのに、どうしても照れ隠しでこんな感じになっちゃう。
「……まじか。もう昼か」
「ほっぺに変な跡ついてるよ」
梨木くんがごしごしと自分のほっぺをこする。
「取れてないってば」
小さく笑う梨木くんの横顔が好き。こっちまで嬉しくなっちゃう。
彼がこんなんだから会話にはなんないけど、朝は挨拶をしたら短く返してくれる。
昼休みのチャイムがなっても起きない彼を起こすのも、最近は楽しみの一つ。
「ねえねえねえねえ。もうお昼だよ」
トントンとリズミカルに背中を叩き続ける。
ほんとはもっと優しく起こしてあげられたらいいのに、どうしても照れ隠しでこんな感じになっちゃう。
「……まじか。もう昼か」
「ほっぺに変な跡ついてるよ」
梨木くんがごしごしと自分のほっぺをこする。
「取れてないってば」
小さく笑う梨木くんの横顔が好き。こっちまで嬉しくなっちゃう。

