「キラって意外とピュアなんだね」

「もうつるたうるさい!」


あのあとチャイムが鳴って。

つるたが私と同じサボり常習犯だと知った。


整った可愛い顔して、上履きのかかとを踏む姿にギャップを感じる。

高鳴った胸の音。
今だけは、知らないふりをしていたい。


つるたと教室が同じことも今更知って。

どれだけサボってるんだ、って一人で笑った。