ってことがあってさぁ…
あれからバイトが終わって家に帰って、私は今日あったことを弟に話していた。
「え、ねぇちゃんユウトと5年も会ってなかったの?」
スマホをポチポチさせながら言うのは、我が弟、桜井雅人。
驚くところ、ソコ?
ユウト最低だねーとか、そういうのはないの?
「逆にマサトがユウトと仲よかったんてお姉ちゃん初めて知ったわ」
「えぇ〜〜、俺ユウトに女紹介してもらってるよ?」
ブハッとマサトが面白そうに笑う。
ふーん、へぇー、ほーぅ、それでか。
最近やたら帰りが遅かったのは、それでか。
はぁ、そういえば、あんたそういうやつだった…
「んで?ねぇちゃんはユウトのこと、まーだ好きなんだ」
私が溜息をつく暇もなく、マサトは私に言い放った。
顔が赤くなるのがわかる。
「なんっでそうなるの!?」
「ふーん、そんだけ最低とか言っておきながら、まだ好きなのね」
「拗らせてんな〜〜。」
お前に何がわかるんですかぁ〜〜
そのくらいで嫌いになれればこんな片想いしてません〜〜。
女の子泣かせる男は最低だし
クソたらしだってことも、わかる。わかってる。
でも、好きなものは好きなんですぅ。
たらし?それって本命がいないってことだよね?私が本命になればよくない?
なーんて、乙女妄想はバクハツで。
好きになるくらい、許してください!
なんてポエミーなことを考えてると、ピンポーンと家のチャイムがなった。
「あー!入っていいよー!」
マサトが返事をした。
「え、誰か来るの?」
「あぁ、ユウト。うちで飯くわねぇ?って誘ったんだ」
「ふーん」
ふーん……??
え??
ユウト??
「はぁ!?あんた何してんの!?」
「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん」
あら、ユウト君じゃないいらっしゃい!
というお母さんのやたら嬉しそうな声や
母さん、ユウトにも飯食わせてやってよ
というマサトの声が遠くに聞こえる。
え、まって、私今部屋着!!
せめてジーパン!
一人でドタバタドタバタ
髪は…もうこれでいいや!って結って。
メイク…時間ない!ってリップだけちょっとつけて。
「あ、チカちゃん、さっきぶり」
あぁ、やっぱり、最低なクソたらしでも私は好きみたいだ。
どう頑張っても、大好きみたいだ。
姿を見ただけで、私の心臓がキュンっと、いやギュンッと跳ねて
頬は赤く腫れているのにそのイケメンは崩れてなくて
キャッコイイーーー!!
なんて、頭の中で叫んで
「久しぶり、ユウト!!」
って、(ハァト)くらいつける余裕もないまま、私たちは再会した。
あれからバイトが終わって家に帰って、私は今日あったことを弟に話していた。
「え、ねぇちゃんユウトと5年も会ってなかったの?」
スマホをポチポチさせながら言うのは、我が弟、桜井雅人。
驚くところ、ソコ?
ユウト最低だねーとか、そういうのはないの?
「逆にマサトがユウトと仲よかったんてお姉ちゃん初めて知ったわ」
「えぇ〜〜、俺ユウトに女紹介してもらってるよ?」
ブハッとマサトが面白そうに笑う。
ふーん、へぇー、ほーぅ、それでか。
最近やたら帰りが遅かったのは、それでか。
はぁ、そういえば、あんたそういうやつだった…
「んで?ねぇちゃんはユウトのこと、まーだ好きなんだ」
私が溜息をつく暇もなく、マサトは私に言い放った。
顔が赤くなるのがわかる。
「なんっでそうなるの!?」
「ふーん、そんだけ最低とか言っておきながら、まだ好きなのね」
「拗らせてんな〜〜。」
お前に何がわかるんですかぁ〜〜
そのくらいで嫌いになれればこんな片想いしてません〜〜。
女の子泣かせる男は最低だし
クソたらしだってことも、わかる。わかってる。
でも、好きなものは好きなんですぅ。
たらし?それって本命がいないってことだよね?私が本命になればよくない?
なーんて、乙女妄想はバクハツで。
好きになるくらい、許してください!
なんてポエミーなことを考えてると、ピンポーンと家のチャイムがなった。
「あー!入っていいよー!」
マサトが返事をした。
「え、誰か来るの?」
「あぁ、ユウト。うちで飯くわねぇ?って誘ったんだ」
「ふーん」
ふーん……??
え??
ユウト??
「はぁ!?あんた何してんの!?」
「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん」
あら、ユウト君じゃないいらっしゃい!
というお母さんのやたら嬉しそうな声や
母さん、ユウトにも飯食わせてやってよ
というマサトの声が遠くに聞こえる。
え、まって、私今部屋着!!
せめてジーパン!
一人でドタバタドタバタ
髪は…もうこれでいいや!って結って。
メイク…時間ない!ってリップだけちょっとつけて。
「あ、チカちゃん、さっきぶり」
あぁ、やっぱり、最低なクソたらしでも私は好きみたいだ。
どう頑張っても、大好きみたいだ。
姿を見ただけで、私の心臓がキュンっと、いやギュンッと跳ねて
頬は赤く腫れているのにそのイケメンは崩れてなくて
キャッコイイーーー!!
なんて、頭の中で叫んで
「久しぶり、ユウト!!」
って、(ハァト)くらいつける余裕もないまま、私たちは再会した。
