でも、本当はあのまま




キスされてもよかったよ。





だって私は颯人が好きだから。




颯人は私のことどう思ってるんだろう?






確かめたいけど、この関係がなくなっちゃうんじゃないかって



ちょっぴり踏み出せないでいるんだ…。



だから、もう少し、このままで。





いつか、私の気持ち告白させてね。




「帰ろ、颯人。」


「おう。」



私たちふたりは部室をあとにした。