以前、颯人は椅子に座ったままだ。
「う…うん……。」
何だろう?
ゆっくり颯人に近づく。
目の前に立った瞬間、
「キャッ………」
力強く抱きしめられた。
「ちょ……っ……はっ颯人?」
「わりぃ……しばらくこのままでいてくんねぇ?」
手は腰に回され、座ったままだから
颯人の頭が私のお腹にあたる。
顔は俯いてるからどんな表情かわからないけど、
颯人が落ち込んでるのはよくわかる。
だからだろうか?
自然と私も颯人の頭を抱きしめていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…