颯大と……仲直りしたいな…。
で、でも!今はとにかく第2図書室!
わたしは急ぎ足でそこへ向かった。
教室にはもう水野くんは居なかったから、きっと先に着いてると思うんだよね。
ガラガラ
わたしは第2図書室に足を踏み入れ、水野くんを探した。
水野くん水野くん……あっ!いた!
水野くんは、わたしが入ってきたドアからいちばん離れている所に座っていた。っていうより……寝てる?
「水野くん、水野くん。」
起こそうとしても、起きる気配なし。
疲れてんのかな。……なんでかは知らないけど。
わたしは図書室を見回してから、なんとなくもう一度水野くんの顔を見た。


