恋の課題




「朱里ちゃ」


「あたしじゃない。
いるじゃない。あんたの幼なじみの……。」







「それでこんな夜遅くにうちに押しかけてきたってか。」


「ごめん颯大!!朱里ちゃんが颯大に聞きにいけって…。」


「あの女…。俺の反応を見て楽しんでやがるな…。」


「え?朱里ちゃんが何を楽しんでるって?」


「…こっちの話。
それよりなんだっけ?俺に色気を教えて欲しいんだっけ?」


「そうなの!!どうしても明日までにそれを習得したくて…。」


「んな事言ったって俺男だし。」


「そこをなんとか!!」


「はぁ。ほんとお前って…。まあいいや。

とりあえずお茶持ってくっから。
いつものお前の定位置で待ってろ。」


「う、うん!!ありがとう!」



朱里ちゃんとお茶をした後、わたしは一旦家に帰った。

そして夕飯を食べ、お風呂に入り、近所である颯大の家を訪問し、今は颯大の部屋にいる。

颯大が言う定位置とは、昔この部屋でよく遊んでいた頃に、わたしがいつも座っていた場所だ。