恋の課題








「ただいまー。」


「ずいぶんと遅かったね雫ちゃん。」


「あ…み、水野くん。」


「コンビニに行ったはずなのに、コンビニ袋を持たないでどこほっつき歩いてたのかな?」


「あっ!」



コ、コンビニ!忘れてた!



「ごめん!今すぐもう1度行ってまいります!」



わたしがドアを開けようとドアノブに手をかけた瞬間…



「どうでもいいんだよそんなこと。」



わたしの顔の両サイドに水野くんの手があった。



「なんでこんなに遅くなったの?」



───ドキッ!



ち、近い…。



「……黙ってないでさっさと答えて。」