くっそ〜!! ここまで来たってのに!!! っていうか水野くんのことが好きならそれぐらい知っときなさいよわたし!! 同じクラスなのに!! はぁ。どうしよう。 やっぱ昇降口で水野くんを待つしか…… 「そこどいてくんない?」 わたしが一生懸命考えを巡らせていると、男の子の冷たい声が聞こえた。 あ、下駄箱さんに用があるのかな?