「いちご?」


「ショートケーキだよ~
雪がクリーム。サンタの格好をしている賢人くんはいちご!」


私の言葉で、自分が今どんな格好をしているのか思い出したのだろう。顔まで真っ赤になって、ますますいちごだ。


「あっ、涼真に店番頼んだままだ!ケーキ屋に戻ろう。
で、サンタさんからのプレゼントで瑠音にショートケーキをプレゼントしてあげるよ」


「サンタさんありがとう」


私達は手を繋いで、歩き出した。