「大好きです、賢人くん」


自分の右手を賢人くんの右手に合せ、ぎゅっと握った。


辺りは、パラパラと雪が降っている。


辺り一面は、雪で真っ白である。


私は賢人くんを見て、あることに気付く。


「あははははっ」



「どーしたの?瑠音?」


「何か、賢人くんケーキの上のいちごみたい」