たった一言を君に

トントン




立ち上がってグラウンドに背を向けた時、肩をたたかれた。

音なんてなくても、分かった。

こんな私にも話しかけてくれる人なんて一人だけ。
タダのクラスメイトとしてでも話しかけてくれる人。
でもこの一人がいるから私は学校を耐えられている。

肩にある優しさを忘れない様に感じながら、振り返る。