「結局、あたしになにを求めてたんらっつ〜のぉ〜!」

そう言いながらまたビールを喉の奥に流し込む。

「美琴、酔い過ぎ。あんたもう帰らなくていいの?タクシー拾おうか?」

あの後、親友の宮原華から電話がかかってきて、気づいたらこんな状態になっていたのだ。

「今日くらいさぁ〜いいのよぉ〜!!華が飲まなすぎんのよぉ!」


(美琴‥‥‥めちゃくちゃ酔ってる。そろそろタクシー呼ぶか。)

「ほいじゃもう一軒行く?」

嘘をついてタクシーに乗せる作戦だ。


美琴はまんまと引っかかってくれた。

「これでちゃんと帰ればいいんだけど‥‥。まぁ、タクシーだしね。」


少し不安になり、先回りして美琴の家に行こうか考えたけど、タクシーに乗せたし、自分も仕事で少しばかり疲れていたので、帰ることにした。