「嘘なんてついてませんよ!
こんな嘘ついてどうするんですか!

ま、まさか……
覚え、て…ないんですか……?


礼央さんから私を誘ったのに…?」










地味ストーカー女は、真剣な表情で言ってくるので、嘘をついている風には見えなかった









え?

う、嘘だろ……?


俺から……?

え?



う、嘘……










俺は、頭の中が真っ白になり
地味ストーカー女が俺に顔を近づけているのに気づかなかった











「………」チュッ…




「……………!?
お、お前!!」









地味ストーカー女は、俺の唇に可愛くリップ音をさせながらキスをしてきた









こ、コイツ……

い、今……



俺にキスしやがった!!









「あれ?キスしろ…ってことじゃなかったんですか?」



「どこから、そう見えた!?」



「うふふ…礼央さん、照れ隠しですか?
可愛い〜////!」



「……………」









ヤバイ……

これは、ヤバイ



だ、誰か

た、助けてくれ……