ずっと前から、お前だけ。



ゆるめのジーンズに、白のポロシャツといったシンプルな組み合わせの三沢くんは、背が高いからなにを着てもよく似合う。


怜くんの私服はどんな感じなんだろう……。


「わり、遅れた!」


「おせーぞ、マジで」


「はぁはぁ、寝坊した」


ーードキッ


って、なんで私いちいち反応してるの。


怜くんはベージュのチノパンに半袖丈の赤のチェックの襟付きのシャツを着て、髪型はいつもと同じ。


もっと落ち着いた黒とか茶色の服をイメージしてたけど、赤とか着るんだ?


見慣れないせいか、制服とはちがった新鮮さがある。


ダブルデート……なんだよね。


ふたりともカッコよくてオシャレだから、引け目を感じてしまう。


私なんかが一緒でいいのかな。


だってほら、さっきから通り過ぎて行く女の子たちがチラチラふたりを見て頬を赤らめてる。


ふたりともスタイルがモデル並みで、ルックスもバツグン。


思わず誰もが振り返っちゃうほどカッコいい。


「よう」


「お、おは、よう……!」


「なにどもってんだよ」


「いや、あの……っ」


無表情にじっと見つめられてテンパる。


怜くんの瞳に見つめられると、意識しすぎておかしくなるっていうか……。


なぜか落ち着かない。