あんなに動揺してたってことは、きっとすごく好きなんだろうな。
前野さんかな……?
それとも、土方さん?
ううん、瞳ちゃんかもしれない。
私以外のみんなは、それぞれとても可愛いもんね。
「なんだよ?」
「え……?」
「人の顔ジーッと見てるから」
「いや、あの、えーっと」
思わず目が合って、あたふたしてしまう。
怜くんのまっすぐな瞳に、ヒヤヒヤさせられた。
「言いたいことがあるなら、はっきり言えば?」
こうやって自分の意見をはっきり言って、私に言葉を求めてくる怜くん。
やっぱりなんとなく苦手だ。
男子っていうだけで、なおさら。
だからこそ、昨日のことはちゃんとしなきゃ。
気合いを入れて口を開いた。
「き、昨日のことだけど……私、誰にも言いふらしたりしないから」
「え?」
「えーっと、だから……昨日の写真のことだよ。誰にも言わないから」
怜くんの表情がみるみるうちに険しくなっていく。
や、やばっ。
私、余計なこと言っちゃった?
墓穴掘っちゃった?
せっかく忘れてたのに、また思い出させちゃったかな。



