「イヤイヤ、由美。そこまでくると笑えないよ?」


クラスの女の子が冷たい一言。 


「じゃあ…何?」


半泣き状態で隼人に尋ねる。 


「だから、好きって言っただろ?」


「えっあの…本気で?」


「本気で。」


隼人は真剣な顔をしていた。 


この顔を見て、悶え死ぬ子何人いるんだろー… 


なんて考えていたら 


「…返事は?」


そっそうだ! 
返事!! 


「えーと……ごめんなさい。」


「そっか…ありがとな!」

そう言って隼人はクラスを出ていった。 


「何で断ったのー!?」


クラスの女の子から、質問攻め。 


「あぅ。なんか会わない気がしてね?」 


そう言うと納得した女の子達ってどうなの!? 


「アハハ。お前、ほんと天然だな!!」


そう言ってくるのは司。 

「天然なんかじゃないもん!!」


「お前を天然って言わなかったら、何て言うんだよ。」


そう言うと司は離れていってしまった。 


私が断ったもう1つの理由分かる? 


司が…

好きだからだよ?