心なしか見られてるような…


気合いいれすぎた?? 


変なのかな?? 


教室の前で鏡でチェック。

大丈夫だよね? 


「おはよー」


「おはよ。由美。」


あれ?普通だな。 


いつもと変わらない? 


「ゆゆゆゆ由美!!」


「なに?小百合。」


「何か更に可愛くなってる気がするのは気のせい?!」 


「えへ、今日は気合い入れて見ました☆」 


「マジでかわい〜!!」


クラスの女の子が寄ってくる。 


うれしい! 


男子、何か顔赤くない? 

熱でもあるのかな―…? 

ガラッ


「セーフ!!」


そう言いながら、入ってきた司。 


何か言ってくれるかな?


「あれ?由美いつもと違う?」


そう言って、近付いてくる司。 


「へ―…」


キスできる位置まで近付いてくるから、おもわずうつむいた。 


「司!そんなに近付いたらダメだろ。」


クラスの男子が声をそろえて言った。


司はなぜかブスッとしている。 


そういえば、可愛いって言われなかったな… 


落ち込む私。