2人で走って学校に行くと、すでにホームルームが終わっていた。 


「おはよー!!」


「由美!!何もされなかった?」


「大丈夫?」


「妊娠してない?」


って、すごい迫られた。 

「アハハ…?大丈夫だよ?」


苦笑いしかできない私…


「お前ら、俺を疑いすぎだろ。」


司は少し拗ねながらこっちに来た。 


「あたり前じゃない!いきなり俺家に連れて帰るって言うから!!」


「でも寄越したのはお前達だろ?」


「う゛…」


みんな何も言えなくなったみたい。 


にしても……


「寄越したってなに?」


「あ?昨日言ったろ?」


「そうじゃなくて、小百合達が司の家に行く事決めたの?」


小百合達は目を合わせてくれない。 


……そうですか


「小百合達なんか、もう知らなーい!」


プンッと怒った振りをしてみる。 


「由美、マジでごめんって!!」


「何したら許してくれる?」


初めから怒ってないよ。 

って言いたい所だけどせっかくのチャンス 


「アイス奢って!」