頬を思いっきり叩かれたような感覚に 目を見開く。 …油断した。 入りこんできたのは、 紛れもなく、 昨日の太一君の声。 『環奈は……』 「ダメ…」 これより、先は…! 『環奈は、カメラが 好きじゃなくなったの…』