一ノ瀬side 環奈だ。 間違えるわけが無かった。 1年以上会っていなかったが、 すぐに分かった。 色素の薄い髪を1つにまとめ、 背の高い男の後ろに必死に隠れている女子。 何より、花崎にいるというのが決定打だった。 だが、美月のようにはしゃげるような関係ではない。 当たり前だ。 俺は、環奈の前に現れるべきでない。 そう思い、 気付かれる前に立ち去ろうとした刹那、 目が、合ってしまった。 美月ごしに、 ハッキリと俺を見ていたんだ。