師匠さんは 相変わらず真剣な目で俺を見る。 「出会ったばかりの太一君に、 こんな真剣な話をして申し訳ないと思ってる。 でも僕は、 環奈の才能が全部開花するところが見たい。 明日1日は、環奈は仕事でいないから… 太一君の暇な時でいい、 うちに来てくれないか? 話の続きを聞いてほしい。 不安ならお父さんと一緒で構わないから。 一方的ですいません。 では、今日は失礼します」 そう立ち上がる師匠さんを 父さんが見送り、 リビングに取り残される俺。