白井「えっと?」
混乱する白井さんに
構う余裕も無かったのか、
環奈「え?なん、で?」
そう、控えめに口を開いた環奈は
目を大きく見開いたままだった。
いったい、誰なんだ??
「こっちのセリフ!
雑誌に環奈がいたのにもビックリしたのに!」
そう驚く目の前の女子はハキハキとしていて
人見知り状態の環奈とはは全く別の生き物のように感じられる。
「知り合い?」
環奈「ま、前住んでた家の近くに住んでて、
仲良く、してもらってたの」
そう、微笑みながら説明してくれる環奈から
環奈が相当慕っている相手だということはよく分かった。
環奈が心を開いているのだから驚きだ。
白井先輩と桜田さんが驚いているのを聞きながらも、
そういえばいつしか、
一つ年上の近所の人と仲良かった
って言ってたなと思い出す。
ってことは、俺と同い年?

