桜田「キャプテンの桜田です。今日明日、よろしくお願いします。隣が…」 そう桜田さんが挨拶を始めたその時、 百合丘の方から視線を感じた。 いや、俺にじゃなくて、 俺の斜め後ろにいる環奈に、だ。 そして、 「環奈!?」 そう、ハッキリとした声で 環奈の前に出てきたんだ。 環奈の、知り合い、だよな? 環奈も俺の斜め後ろから、 俺の横まで移動したため、 割と親しい間柄の子なんだと確信する。