「すみません!遅くなりました!」




そう言って騒がしい体育館に入ると、

既に部活が始まっているはずなのに、

空気が騒然としていた。


あの後、太一君と隼人にお礼を言ってから

着替えたのだけど、

体育館後方で人だかりが出来ていたのだ。




桜田「あ!環奈!ちょうど良いとこに!」


「何か、あったんです…か?

隼人!?」


白井「体育館入った途端、

桜田のスパイク直撃しちゃったんだよね、足に」




そう白井先輩が苦笑いしながら説明するのを聞きながら

咄嗟に立ち上がろうとする隼人を支えると……