そして、 テストを明後日に控えた今日の朝、 俺と隼人は あるバレー誌のあるページに釘付けになっていた。 可愛いけど… いや、可愛いけど! 「環奈がウィンクとか見たことねぇ」 「目立ちたくないんじゃ無かったのかよ」 そんな会話を交わしながら、 学校への道を歩いていると、 同じクラスで同じ部活の矢野に 後ろから話しかけられたんだ。 「瀬戸、隣のクラスの天使ちゃんが 昼休み瀬戸と2人で会いたいって?」 その時、 隣の隼人とその矢野がニヤニヤしていたのは言うまでもない。