『昨日発売のとある月刊バレー誌。

発売初日にもかかわらず、次々と各店舗で在庫切れが続いているその訳とは。

そう、あの高槻光太郎の娘、高槻環奈さんにあったのです。

環奈さん、どうして今回仕事を引き受けたのですか?』


『そんな大げさな…。

元々バレーを見るのが好きだったので。

通っている高校が男子バレーの強豪校だったのが1番大きな理由ですね。』




画面の中で

インタビュアーの質問に
ハキハキと笑顔で答える環奈。




「環奈ちゃん、やっぱり凄いのねぇー」


「た、太一に電話!!」




おいおいおい、

テレビ出るとか聞いてないし!


てか、バレー誌が発売初日に在庫切れって

そんなことあるのかよ。


あー、コンビニで買うか…


って、いやいや。


今日この本人に会うじゃん、俺。






隼人side.end