「え?何それ?
……他の神様って?」
いきなり私が始めた、
今日のこととは全く関係の無い話。
それでも太一君はそう聞こうとしてくれる。
本当、優しすぎ。
自分でも、
全く言うつもりの無かったことだから
少し焦りながら質問の答えを探して
「…友情の神様とか運動の神様とか、
恋愛の神様とか、かなぁ…」
そう言うと、
私の肩の上で太一君も口を開く。
「…そう?
とりあえず運動の神様はいるんじゃねーの?」
……う、運動?
足も遅くて
ボールも全然投げられない私が!?
予想外の返答に太一君から離れて、
久しぶりに目を見ると
「ガードレールとかバレーのポールの上って、
相当バランス感覚無いと立ってられないよ?」
そうニヤッと笑われたんだ。

