「あれ、高槻?」 そう声を発したのは白井先輩。 あれ、を正確に言うなら、 おぶられている子、だ。 「かん、な?」 「すいません。 高槻さんの家、教えてもらえますか? 送っていきます。俺のせいなんで。」 そいつの背中にいるのは間違えなく環奈で… だらりとたれた手足、 完全に意識が無いようだった。 俺のせい… どういうことだ? 俺が混乱して口が開かないのを察したのか、 「えっとー、さっきのセッターさん? 環奈と知り合い?」 そう俺が知りたかったことを 隼人が聞いたんだ。