「…だったら何。」 首にかかる息と顔に当たる髪の毛が 私が話すのを邪魔する。 さらに、皮膚を吸い込まれるように 甘噛みされて、 もう私はどうにかなりそうだ。 「それなら、あなたは良い息子、ですね。 私はお父さん、 困らせてばっかだから。 こんなことであなたの気が晴れるなら…」 こんなこと そう自分で言いながらも、 身体を震わせてしまう。 やっぱり嫌…… はやく終わって… そう思ってしまう。