「いってぇ!

何すんだよ隼人。」


「太一、顔。」


「今、切り替えたとこなんですが!?」




どうやら隼人に背中をぶっ叩かれたらしい。

結構ガチで。


まあ、でも

慰めようとしてくれてんのは分かる。

痛いけど。



視界に入った環奈が

カメラを構えて目を細めている。



あぁ、あの真剣な環奈の目、

好きだな。



俺も、頑張らないと。




「分かってんならいいよ。

ナイスサーブ太一君?」


「その呼び方やめろ」






太一side.end