裏の家のインターホンを押そうとして、 表札に目が止まる。 "池沢" 今朝会った茶髪の人も池沢だった、ような。 インターホンを押すと、 エプロン姿の茶髪の女の人が出て来て、 「あら。もしかして裏に越して来た?」 「はい、そうなんです。よろしくお願いします」 師匠が形式通りに挨拶をしている間、 まわりの景色をキョロキョロ観察していると、 「テレビで見た事あったけど、 実際見ると本当に可愛いわねぇ。 環奈ちゃん、だったかしら?」 「あ…… 高槻環奈、です」