「普通に俺らのマネージャーやってるけどさ、
環奈ってやっぱり凄いんだな…」
「遠藤さんもな。
映画のカメラマンが注目されることなんて
ほぼ無いだろ。」
「……で、何があったんだよ」
特に知りたい情報があったわけでもなく
そうなげやりに言う隼人。
…やっぱり隼人には言った方がいいよな。
「…俺さ、
実は遠藤さんに色々聞いたんだけど…
_______
『環奈が中2の2学期始まってすぐくらいの時、
水浸しで家に帰って来たことがあるんだよ。
普通の子なら、
いじめられてるのかもって心配するところなんだけど
写真のためなら無茶する環奈だから、
いじめられて濡れた可能性と
写真撮るために濡れた可能性が
俺と光太郎の中で半分ずつくらいだったんだ。』
そう遠藤さんは話し始めたんだ。

