「はい。
環奈なら気付いてると思ってたんですけど」
「……凄いなぁ。
瀬戸君、環奈に何をしたんだ?
まあこれからも、末長く娘をよろしくね」
そんな俺の返事に、
真剣な表情は気さくな笑顔に変わって
そう言ったんだ。
末長く…
妙にその言葉が引っかかった。
ご近所さんとして、
って意味なんだろうけど。
そして続けて、
「さあさあ、君も早く家に帰って準備しなさい。」
環奈のお父さんがそう言う。
準備?
何のことだ…?
そう混乱していると、
隣の隼人が
「え?太一聞いてないの?
今日太一も泊まるって聞いたけど」
そう言ったんだ。

