あっという間に環奈の家に着くと、
環奈は息切れしながら
俺の方を不満そうに見ていたんだ。
誰かにつけられていたことを
環奈は気付いていなかった。
リビングから出てきた環奈のお父さんが来たところで、
その事を話すと、
環奈は混乱していたが、
環奈のお父さんは特に変わらなかった。
親ならもっと心配するもんじゃないの?
失礼だけど、
そんな事を考えてしまっていた。
環奈の近付くな令のことを思い出したけど、
今は学校じゃないしな
そう思いなおして、
環奈の肩に腕を回した。
やっぱり細いな、環奈。
腕が余る。

