「いやーまさか太一もいるとは。
一緒に帰って来たの?」
ニヤニヤしている隼人に
控えめに頷いてから、
「お邪魔します」
と言ってから隼人の部屋に入る。
「す、凄い……」
隼人がニヤニヤしていることに
たじろいでいたことも忘れて、
目を見開いた。
入口から真正面の東向きの壁一面に
映画雑誌や映画のDVD、小説が並んでいる。
こんなにたくさん…。
よく見れば並んでる小説は
映画化した話とか映画の書き下ろしばかり。
棚の前に行き、
何があるのかと眺めていると、
「隼人の映画愛、ヤバいだろ」
そう後ろから
太一君の声が聞こえる。

