「は?」 「だ、だって私なんかより、 太一君のが学校で人気者だし」 「男がつけられるかよ」 そう笑いながら 太一君は私の肩をポンポンと叩くと 立ち上がって扉に手をかけた。 太一君は笑っているけど、 あり得ない話じゃない。 クラスの女の子達も、 バレー部の先輩カッコ良いって…… そう1人で考えていると、 「話盛り上がっているところ悪いけど、 1つ言わなきゃいけないことが…」 と、お父さんが 苦笑いしながらこちらを見ていた。