ついでに言うと、 太一君も。 …彼女とかいるのかな? って、何を考えてるんだろ私。 ダメだな、あれが無いと。 何も無い右手首が落ち着かない。 今度太一君に会ったら、 返してもらおう。 そう思いながら 帰る準備をしていると、 「環奈ー……あれ? クラスここだっけ?」 たった今、 頭の中で考えていた人の声が聞こえてきたんだ。